SNSが普及した理由とは!?

SNSはもう日常生活には欠かせないツールとなりました。
TwitterやFacebook、インスタグラムやLINEなど様々なSNSがありますが、どれか一つでも使っている人は多いのではないでしょうか。

LINEはもう電話やメールを代替する連絡手段として欠かせないものに定着し、最近では仕事でもLINEで連絡しているといいます。
いくつかの調査によれば、LINEのユーザー数は数千万単位で、TwitterやFacebookもかなりの数のユーザー数を抱えています。
インスタグラムは女性が使っている比率の高いSNSで、おしゃれな画像共有サイトとして人気があります。
どのSNSも短文のやり取りができますが、最近はYouTubeのように動画の共有まで可能になりました。
YouTubeの動画がSNSで拡散されてテレビにまで取り上げられるケースも増えています。

このようにSNSは今では使っていない人が珍しいほどのツールになりましたが、10年前や20年前を知っている人にとっては大きな驚きでしょう。
携帯電話がやっと年配の方にも普及していましたが、SNSの存在を知っている人などごく少数だったからです。
果たしてどのようにこのツールは世界を覆うようになったのでしょうか。
SNSが普及した理由を考えます。

急速にSNSが広まったきっかけは東日本大震災

そもそもSNSが注目されたきっかけとは何でしょうか。
時は2011年に遡ります。
2011年3月11日は東日本大震災が起きた日です。
この日、大きな地震に見舞われたことで東北地方はもちろんのこと、首都圏のネットワークまで遮断されました。
電話は通じず、テレビも見られず、メールも送れないなかで、伝言板のようなものもありません。
ここで安否の確認として役立ったのがTwitterです。

震災Twitterはインターネット回線が使えるなら、震災直後も利用できる状態でした。
Twitterを見て連絡した人は多かったといいます。
震災の日の駅はかつてない人で溢れていましたが、駅に電車は来ず帰れない状態でした。
Twitterではそうした交通情報も共有されて、大行列となった帰り道、Twitterを見ながら帰った記憶がある人は多いでしょう。

このとき既にTwitterのユーザー数は多かったですが、震災の非常連絡手段になったことでSNSが大きな注目を集め始めます。
現にTwitterのユーザー数は東日本大震災を契機に飛躍的に上昇します。
この上昇に引っ張られる形で他のサービスも、緊急連絡時の代替手段としてユーザー数を増やしていきました。

SNSはずっと昔から存在していた?

SNSは現在の知り合いや知人だけでなく、過去の人間関係をつなぐことにも使える道具です。
もっとも典型的なのはFacebookで、このサイトでは小学校の頃の友達、中学校の友達、高校や大学の友達、そして会社の同期などを一緒に友達にしてくれます。
誰か一人でもつながっていれば、そこから友人や知人をおすすめ表示してくれるので、今では連絡が取れなかった人々ともつながることができました。
これは画期的なことです。

実は日本ではFacebookに似たサイトとしてmixiがありました。
mixiは2000年代からサービスをスタートして、若者を中心に絶大な人気を誇ったSNSですが、時代を先取りしすぎたのか、途中で失速してしまいます。
なぜ日本でmixiが定着しなかったのかは、未だにネット研究者や起業家を悩ませている課題ですが、ひとつに日本企業だったことが挙げられます。

今まで紹介してきたインスタグラムやTwitterなどは海外企業が展開しているサービスです。
Twitterとインスタグラム、そしてFacebookはアメリカの企業ですし、LINEは韓国の企業です。
新しいもの好きの日本人にとっては海外のものが好まれる傾向にあります。
日本発だったmixiは画期的なサービスでしたが、若者に支持されて年配までいかなかったのはそうした背景があったのかもしれません。

今後さらにSNSは発展していく?

最後に少しむずかしい話題になりますが、理論的な話をしましょう。
ネットワークの外部性という言葉があります。
これは経済学で提唱されている理論で、使っているユーザーが多いほどサービスの質は良くなるという理論です。
どのSNSも一人で使うことは想定されていません。
利用者は必ず誰かをフォローしたり、フォローされたりとつながっていることが前提のサービスです。
加入者が増えていくほど、サービスの質は良くなっていくので「人が人を呼ぶ」効果が期待できます。
しかも参加者がある閾値を超えると、参加者の伸び率はさらに増します。

LINEを例にすれば、LINEはもはや欠かせないツールです。
利用していなければLINEのグループから除外されてしまうでしょう。
だから、もはや電話を持っている人がいないように、LINEは好きにせよ嫌いにせよ使わなければならないツールになります。
これがSNSが爆発的に普及した最大の要因といえます。

今から10年前や20年前には電話が主体で、伝言板やかわら版も使われていましたが、SNSの普及によって連絡手段は大きく変わりました。
どのサービスも完全とはいえませんが、私たちの生活を便利にしてくれたことは確実です。
これから新しいSNSも登場するかもしれません。
SNSが普及した理由を紹介しました。